まほろば・童話の里 浜田広介記念館

浜田広介記念館

浜田広介記念館は、山形県東置賜郡高畠町にある町立の記念館です。「日本のアンデルセン」と称される童話作家・浜田広介の業績を顕彰し、その作品世界を体感できる施設として、多くの人に親しまれています。

概要

1989年5月25日、浜田広介の生誕日に開館しました。2000年には広介の生家を敷地内に移築復元し、2002年には多目的ホールや研修室を備えた「ひろすけホール」が完成しました。建物は、岡田新一設計事務所が設計、大林組が施工を担当した、鉄筋コンクリート造と鉄骨造の地上2階建てです。

館内には、広介の作品や年譜、遺品などを展示する展示室、約3000冊の児童書を収蔵する図書スペース、喫茶室があります。また、「ひろすけホール」では様々なイベントが開催されます。

記念館の開館を記念して、1990年には「ひろすけ童話賞」と「ひろすけ童話感想文・感想画全国コンクール」が創設され、町や日本児童文芸家協会と共に、児童文学の発展に貢献しています。

施設案内

本館

展示室：広介の生涯と作品を、貴重な資料とともに紹介します。
オープンスペース：児童書を自由に閲覧できる図書スペースです。
売店・喫茶コーナー：記念グッズや軽食を楽しめます。
ひろすけホール：多目的ホールとして、講演会やコンサートなどに利用できます。
会議・研修室：会議や研修などに利用できるスペースです。

生家

江戸時代末期に建てられた広介の生家を移築復元したものです。広介が幼少期から中学校入学までを過ごした家で、当時の生活を垣間見ることができます。

ひろすけ庭園

代表作をモチーフにした庭園で、子供たちが楽しめる空間です。

泣いた赤おに：赤おにと青おにの石像が、「ともだち小路」で結ばれています。物語の世界観を表現した人気のスポットです。
りゅうの目のなみだ：池には魚やザリガニが生息し、子どもたちは魚釣りを楽しむことができます。物語に登場する池を再現したものです。

開館時間

9:00 - 17:00（入館受付は16:30まで）
12月1日～3月31日の期間は9:30～17:00

アクセス

車

東北自動車道福島飯坂ICより国道13号で1時間
東北自動車道白石ICより国道113号で1時間30分
東北中央自動車道山形上山ICより国道13号線で30分

JR奥羽本線・高畠駅

タクシー：約5分
自転車：10分（高畠駅でレンタサイクルあり）
徒歩：20分

駐車場は無料で、乗用車約70台、大型バスも駐車可能です。

その他

指定管理者制度により、公益財団法人浜田広介記念館が管理・運営を行っています。

脚注

参考文献: 山形放送株式会社新版山形県大百科事典発行本部事務局編 『新版山形県大百科事典』 山形放送、1993年。
* 外部リンク: まほろば・童話の里 浜田広介記念館)

もう一度検索